今さら聞けない!血糖値って何?
最近、コンビニやスーパーにいくとよく「ロカボ」商品が売られています。
これは「ローカーボ」、糖質量が低めという意味です。
ではなぜロカボ商品がたくさん売られているのかというと、
「血糖値」を気にする人が増えたからなんです!
血糖値とは?
一言でいうと、「血液中のぶどう糖」
とはいってもよくわからないと思います。
空腹時の血糖値は大体100mg/dlいかないくらいです。 dlって普段使わないから量のイメージがつかないと思いますが、
100mg/dl = 100mg/100ml = 0.1g/100ml =1g/1L
と血液中のぶどう糖は意外と少ないのです。
手を怪我して、出血した血をなめても甘くはありませんよね?
人間の血液の量は、体重の約13分の1と言われています。 体重50kgなら血液は3.8kg ↓ 血液中のぶどう糖は、約3.8g! スティックシュガー1本ちょっとしかないのです。
血液以外には、肝臓と筋肉にもぶどう糖は形を換えて蓄えられています。
糖質をたくさん食べても使えない!貯めれない!
さきほど、血液中のぶどう糖はほんの少量しかないとお話しました。
ちなみに一般に健康的とされる体脂肪率の目安は、男性は10〜19%、女性は20〜29%。 体重50kgなら体脂肪は、男性5㎏~9.5kg、女性10~14.5kgと、 血液中のぶどう糖がいかに少ないかがわかります。
大昔は、こんなに効率よく糖質を摂取できなかったので、 私たちの身体は糖質を摂れないときは、身体の中の脂肪やタンパク質をつかって ぶどう糖をつくる仕組みがあるのです。
そもそも血液中のぶどう糖は少量なので、一度にたくさんの糖質を食べると、 身体はすべて使い切ることが出来ず、余ったぶどう糖などの糖質は体脂肪となって貯蔵されます。
血糖値の基準は?
日本糖尿病学会の基準がこちら
ただし、血を出して血糖値を測定するのは現実には難しいです。
そこで、血糖値が高くなっているかどうかをしる目安になるのが、尿糖。
尿糖は血糖値がある一定を超えると+になる
尿糖とはおしっこに出るぶどう糖。 通常はおしっこには糖は出ずに、マイナスになります。
ただし血糖値が170~180mg/dLを超えると尿糖がでると言われています。
食後の血糖値が170~180mg/dLを超えると血管にストレスがかかり血管を傷めることがわかってており、尿糖が出ていなければ直前の血糖値は170~180は超えていないという指標になります。逆に尿糖が陽性であれば、高血糖の状態になっている可能性があるのです。
尿糖をはかる試験紙は薬局やネットで買うことができます。 50枚で約1000円なので、買いやすいのも魅力。血を出さないのも魅力。
もう一つネットで買えるものがあります。
血糖値の上り下がりの傾向をみるのが、フリースタイルリブレ。 身体に2週間、センサーを埋め込み血糖値をみていきます。
こちらはAmazonなどでも売られています ※こちらは専用センサーと読み取り装置それぞれが必要です。