食後高血糖とは?管理栄養士が教える血糖値

「食後高血糖」最近よく耳にするようになりましたが、

どういう状態を指すのかご存知の方は少ないかもしれません。

実は日本での明確な基準は無く、

国際糖尿病連合(IDF)というところがまとめた「食後高血糖の管理に関するガイドライン」 の基準がいまのところ使われています。

糖尿病は日本だけでなく世界でも問題になっています。 世界中の糖尿病の人口は、2011年366万人が、2030年には5億5200万人にまで増えるといわれているのです!!

 

このガイドラインの中で、次のように書かれています

Q:食後高血糖は有害ですか?
 A次のリスクが増えます
  • 大血管疾患
  • 網膜症
  • がん
  • 2型糖尿病高齢者における認知機能障害
  • 頸動脈内膜中膜肥厚
  • 心筋の血液量と心筋の血流の減少
  • 酸化ストレス、炎症および内皮機能不全
Q:食後の血糖値を抑えるのにどの治療が効果的ですか?
 A:
  • 血糖を上げにくい食事は血糖コントロールを改善するのに有益
Q:食後の血糖管理の目標は?
 A:
  • 食後の血糖値が140mg/dlを超えて上昇するのはまれ。
  • 血糖自己測定(SMBG)は血糖値を知るのに最適な方法(現時点で)
正常者における食後血糖
  • 耐糖能が正常なら、食事をした後2~3時間で食事前の血糖値まで戻ります。
  • 食後高血糖は食物摂取の1~2時間後に140mg/dlを超えるもの
食後高血糖2型糖尿病の入り口
  • 食後高血糖は糖尿病によくみられる

 

まとめ

食後高血糖は「食事開始後2時間の血糖値が140mg/dl以上の場合
食後高血糖は糖尿病の入り口に立っている。