市販のカロリーオフ甘味料の違いについて
スーパーの「砂糖」コーナーに行くとたくさんの「甘味料」が売られています。 そのうたい文句も「吸収がゆっくり」「糖類ゼロ」とか様々。
今回は市販の甘味料の選び方についてご紹介していきます。
いざ、ダイエットしたいと思って甘味料を買いにいっても何を選んだらいいのかわからないというかたもいるのではないでしょうか。
市販の甘味料一覧
きわめて精製度の高い砂糖 血糖値爆上げ!
ミネラル分が含まれず、独特なクセがないのでスイーツ作りや料理など幅広く使われます。
ショ糖が99%近く含まれます。
ミネラル分が残った砂糖 血糖値上昇!
独特の風味があります。プロのパティシエさんは使わないようです。
マクロビオティックやオーガニックに関心のある方がよく使います。上白糖や三温糖など精製度の高い砂糖より料金が高め。
- 黒糖:サトウキビの茎のしぼり汁を煮詰めたもの。カルシウムや鉄、亜鉛などのミネラル分が多く、渋みや苦味などの雑味が多い。黒糖味になるので、使うレシピを選ぶ。(ショ糖)→黒糖(楽天市場)
- きび砂糖:サトウキビが原料。精製途中の砂糖液を煮詰めて作るためミネラル分が残っている。(ショ糖)→日新製糖 きび砂糖 750g
- てんさい糖:砂糖大根(ビート大根)が原料。きび砂糖同様にミネラル分が残っている。またオリゴ糖が多いのも特徴。(ショ糖)→てんさい糖(650g)
ミネラル分が残った砂糖 果糖が多い
- アガベシロップ:アガベというメキシコに多く育つ植物が原料。砂糖の1.3倍の甘みがあり、果糖が多いためGI値が低いのが特徴。(果糖80%、ぶどう糖16%以下、ショ糖3%以下、イヌリン5%以下、水分約25%)→イデア 有機アガベシロップ RAW DARK(330g)【イチオシ】【イデア】
- はちみつ:みつばちが集めた花の蜜を、みつばちが加工したもの。(果糖約50%、ぶどう糖約40%、ショ糖約1%)
「発酵」により作られる甘味料
- 本みりん:もち米、米こうじ、醸造アルコール(または焼酎)を仕込んだもろみを、ゆっくりと熟成させた後、搾ってできます。アルコールを含み、酒税がかかります。糖の他に有機酸やアミノ酸を含み、料理にコクを与えてくれます。 (糖の75%はショ糖、残りはトレハロース、イソマルトトリオース、イソマルトース、マルトースなど) →三州三河みりん(700mL)【三州三河みりん】
- 甘酒(麹使用):米麹と水を約60℃で8時間程度温めたもの。麹の酵素の働きでぶどう糖ができる。1日の摂取量の目安は小さじ1程度。ぶどう糖が豊富に含まれるのでダイエット中に食べ過ぎはNG!そのまま飲めるストレートタイプと、濃縮タイプがあります。料理やお菓子作りには濃縮タイプが使いやすいです→マルコメ プラス糀 米糀からつくった甘酒 LL(1L)【プラス糀】
ダイエット中であれば、摂るのは少量にしましょう。活動量の多い子供におすすめです。
糖類控えめな甘味料
- ラカントS:糖類ゼロ、カロリーゼロ。原材料は”エリスリトール、ラカンカエキス/甘味料(ラカンカ抽出物)”。ラカンカは「羅漢果(モンクフルーツ)」からとれる甘味成分。エリスリトールはデンプンを発酵させて作る糖アルコールで冷えると結晶化します。 →ラカントS 顆粒(800g)【ラカント S(ラカントエス)】
- ステビア:砂糖の200~300倍の甘味があり砂糖に比べて使用量が少なくて済みます。羅漢果や甘草と同様に糖質ではない甘味成分です。市販の甘味料ではエリスリトールなどと併用したものが多いです。(ステビア単体だと、少量で10万円とかします) →ステビアスイート 500g エリスリトールの約3倍(砂糖の約2倍)甘い新製法ステビア甘味料 糖質制限 天然甘味料 調味料 ケーキ 砂糖の代わりに 手作り LOHAStyle
- シュガーカット:糖類ゼロ。カロリーは砂糖の80%カット。原材料は”還元麦芽糖水飴、還元水飴、水溶性食物繊維、甘味料(スクラロース)” →浅田飴 シュガーカットゼロ顆粒 500g
- パルスイート:原材料は”粉末還元麦芽糖水飴、エリスリトール、食物繊維(還元難消化性デキストリン)/アラニン、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、香料、ポリグルタミン酸” →大正製薬 パルスイート 顆粒 袋入 200g パルスイート小さじ1(3.3Kcal)=砂糖小さじ3(35kcal)と同じ甘さ パルスイートには、スリムアップシュガー、カロリーゼロ、ビオリゴの種類もあります
- ラカンカット:羅漢果(1.2%)、エリスリトール(98.3%)、甘草(0.5%)をブレンドしたもの。→エム・エイチ・ビー ラカンカット 1kg
- マービー:病院など医療機関でよく使われる甘味料。でんぷんからつくる還元麦芽糖(小腸から吸収されにくい)を使った甘味料。GI値26.2. →マービー 粉末(1.5kg)【マービー(MARVIe)】
糖質やカロリーをカットした甘味料は上記以外にもたくさんあります。
個人的には人工甘味料をつかった商品よりも、天然の甘味料がおすすめです。
特にスーパーなどでも手にはいりやすい「ラカントs」を常備しています。
ステビアもありますが、店頭で購入できないのと、独特の苦みを感じるのでたまにしか使いません。
ただし、カロリーや糖類が低い甘味料で、血糖値は上げなくても「インスリン」分泌を促すという研究もあります。インスリンが分泌されるということは、体脂肪を合成することにつながります。 カロリーカットやカロリーゼロだからといって、たくさん摂取するのは止めた方が無難です。
基本的には、「甘味に慣れないこと」が大事!
ラカントもステビアも、他の甘味料も「どうしても甘いものが食べたい」ときに少量とるようにしましょうね。